リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その27 1930年代~1945年の布地(1) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]
元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
今回から、「1930年代~1945年の布地」に関する部分に入ります。
『第4章「1930年代~1945年
布地(1)
ハワイアン・シャツに関する他の本に見られる多くの誤りは、
1930年代のハワイで見られた布地に対する誤解によるものだと言うことができる。
1940年代に生産を始めた、ある衣料品メーカー(の関係者)
(訳注:アルフレッド・シャヒーン氏)は、
アロハシャツのことを書いた、現存するいくつかの本に関して、
「革命的なハワイアン・デザインやアロハシャツを
本当に知っているわけではないのに専門家であるという態度をとる人々から出てくる
誤った情報が非常に多いのです。」と述べた。
アロハシャツの発展を理解するためには、
第二次世界大戦終結以前のハワイで
どのような布地が使われていたのかをまず理解しなくてはならない。』
ここで述べられている「ハワイアン・シャツに関する他の本」というのは、
『THE HAWAIIAN SHIRT』と
『Hawaiian Shirt Design』の2冊を指しているようです。
確かにこの2冊は、シャツの年代に関する誤りがいくつも見つかります。
例えば『THE HAWAIIAN SHIRT』では、カメハメハのアンスリウムのボーダー柄
(こちら ↓ はサンサーフの実名復刻モデル)
(ミルウォーキーさんのHPより引用。
http://www.mil-mil.net/docs/sunsurf/aloha_special/ss32296/ss32296-119.html)
を、「1936年」と表記しています。
また、『Hawaiian Shirt Design』では、
「黄色地に、白とグレーのイモの葉柄」のレーヨンのアロハシャツを
「1935年」と表記しています。
こちら ↓ と同じ柄(の色違い)ですね。
(ヤフオクより引用https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b523292723)
リンダ・アーサー氏は、「それらはあり得ない」と指摘しているわけです
筆者も同意見です。
その根拠については、次回ご紹介する、続きの記述に示されています。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
今回から、「1930年代~1945年の布地」に関する部分に入ります。
『第4章「1930年代~1945年
布地(1)
ハワイアン・シャツに関する他の本に見られる多くの誤りは、
1930年代のハワイで見られた布地に対する誤解によるものだと言うことができる。
1940年代に生産を始めた、ある衣料品メーカー(の関係者)
(訳注:アルフレッド・シャヒーン氏)は、
アロハシャツのことを書いた、現存するいくつかの本に関して、
「革命的なハワイアン・デザインやアロハシャツを
本当に知っているわけではないのに専門家であるという態度をとる人々から出てくる
誤った情報が非常に多いのです。」と述べた。
アロハシャツの発展を理解するためには、
第二次世界大戦終結以前のハワイで
どのような布地が使われていたのかをまず理解しなくてはならない。』
ここで述べられている「ハワイアン・シャツに関する他の本」というのは、
『THE HAWAIIAN SHIRT』と
『Hawaiian Shirt Design』の2冊を指しているようです。
確かにこの2冊は、シャツの年代に関する誤りがいくつも見つかります。
例えば『THE HAWAIIAN SHIRT』では、カメハメハのアンスリウムのボーダー柄
(こちら ↓ はサンサーフの実名復刻モデル)
(ミルウォーキーさんのHPより引用。
http://www.mil-mil.net/docs/sunsurf/aloha_special/ss32296/ss32296-119.html)
を、「1936年」と表記しています。
また、『Hawaiian Shirt Design』では、
「黄色地に、白とグレーのイモの葉柄」のレーヨンのアロハシャツを
「1935年」と表記しています。
こちら ↓ と同じ柄(の色違い)ですね。
(ヤフオクより引用https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b523292723)
リンダ・アーサー氏は、「それらはあり得ない」と指摘しているわけです
筆者も同意見です。
その根拠については、次回ご紹介する、続きの記述に示されています。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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