ハワイの衣料品製造業の歴史 その180 1949年 小売店がアロハ・ウィークに着る服の販促活動を行う

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

現在は、「戦中・戦後編」の章を少しずつ翻訳しているところです。
今回は、「小売店がアロハ・ウィークに着る服の販促活動を行う」という
話題になります。



『1949年 小売店がアロハ・ウィークに着る服の販促活動を行う

　　小売店は、1949年のアロハ・ウィークに着る服の販促活動を、
　新聞広告を使って大々的に行った。

　大衆がアロハ・ウィークに着るべき服を提案する1949年の新聞記事は、
　1948年のそれに比べて、少なかった。

　広告から抜き出した宣伝文句の例を以下に挙げておく。


　1949年のハワイの地元紙に載った、
　アロハ・ウィークの典型的な広告からの宣伝文句の引用

　ワットムルス
　ホノルル・アドヴァタイザー紙
　1949年10月9日

　”アロハ・ウィークのための、
　ハイビスカス・プリントの魅力的なハワイのファッション”


　リバティハウス
　ホノルル・スターブリトゥン紙
　1949年10月14日

　”アロハ・ウィーク用に、母娘のムームー”


　シアーズ・ローバック社
　ホノルル・アドヴァタイザー紙
　1949年10月14日

　”シアーズの服でアロハ・ウィークの準備をしましょう”
　（レーヨンのホロムーとアロハシャツを広告）


　マキナニー
　ホノルル・スターブリトゥン紙
　1949年9月30日

　”ラウハラ柄を取り上げた楽園のプリントがアロハ・ウィークを歓迎”


　レイラニ・ギフト・ショップ
　ホノルル・アドヴァタイザー紙
　1949年10月16日

　”アロハ・ウィークにはお揃いのムームー”


　キャストナー・ストア・ワヒアワ
　新聞の切り抜き
　日付無し

　”アロハ・ウィークに備えて、キャストナーで今お買い物を”


　レオン・チュウ
　新聞の切り抜き
　日付無し

　”特にアロハ・ウィーク用に、ルアウ・プリント。10月30日から11月5日まで。”


　ワットムルス・イースト・インディア・ストア
　ホノルル・アドヴァタイザー紙
　1949年10月16日

　”愛嬌のある海の生き物柄の服をアロハ・ウィーク用に。”

　

　（筆者コレクションより）

　レイラニ・ギフト・ショップ
　ホノルル・アドヴァタイザー紙
　1949年10月9日

　”アロハ・ウィークのパーティでホロムーを着ればかわいく見えます。” 』





ワットムルスの「海の生き物柄」（アンダーシー・プリント）の広告コピーが
手元にあったので、その広告のイラスト部分をご紹介しておきました。

1949年は、ここではあまり紹介されていませんが、
結構いろいろな柄が出てきた年なのです。



（次回に続く）

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