ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（51）新出品の注目アロハ

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしていますが、
どうしてもアップする画像が少なくなってしまい、ページが寂しいので、
（週末ということもあり）ちょっとお休みして、
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をご紹介します。


さて、話は、最近見た映画の話から始めます。

勝新太郎主演の「悪名」（あくみょうと読みます）です。
詳しい話は省略しますが、そのラストに近い部分で、
京都の嵐山の、渡月橋の袂のシーンが出てきます。


（こちら　http://blog.livedoor.jp/tomimori/archives/53512339.html　から引用）

有名な場所なので、絵葉書にもなっているようです。



（ヤフオク出品物　https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d460995105　から引用）

「悪名」を見たとき、「おー」と思いました。
そうです、あの有名なビンテージアロハの柄の場所だからです。

「渡月橋」と、「灯篭」と、「曲がった松の木」は、
多少はコピペして、1つに凝縮されていますが、
実在するものだったのですね。


こちらは、サンサーフの復刻版。





（ヤフオク出品物　https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/486776222　から引用）


さて、ここからが本題です。
最近ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツは、↓　こちらです。





（ヤフオク出品物　https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n413549291　から引用）

何がすごいって、これまで見てきたものと「前・後ろ逆」なんです。


以前見かけた、ムサシヤのビンテージも、サンサーフとほぼ同じでした。






今回見つけた「ロス・サザランド」の渡月橋は、
前面の柄合わせがほぼほぼできていて、「1枚の絵」のように見えるのです。
「バックパネル」ならぬ「フロントパネル」ですね。

一目見たとき、げげって思いました。

さらに「ロス・サザランド」の織ネームも、「メイドインハワイ」のないもので、



これも初めて見ました。

（ふつうはこれ　↓　です）




ともかく、そんなわけで、すごいヴィンテージアロハを見つけて、
うれしくなってしまいました。
この気持ち、わかっていただけたでしょうか？


（次回に続く）

タグ：ロス・サザランド ムサシヤ 渡月橋 「悪名」 ヴィンテージアロハシャツ