SSブログ

ハワイの衣料品製造業の歴史 その81 1939年 衣料品製造のための訓練 [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本の翻訳が続きます。


前回まで9回にわたって、ハワイの衣料品製造業の労働事情の話を
ご紹介しました。その中で、ドレス・メーキング・スクールの話が出てきましたが、
今回もそれに関する話です。


 『1939年 衣料品製造のための訓練

  次の文章は、1939年11月6日付ホノルル・スターブリトゥン紙に掲載された
 記事からの抜粋である。

   ”ホノルル職業訓練学校の生徒たちが学んでいる。
  例えばドレス・メーキング課では、下絵描き、フィッティング、
  デザイン、接客はすべて訓練の一部である。
  エブリン・ギャレット女史の指導の下、女性は1年のうち11か月で2年間働く。
  女性の75%は高校卒業者であり、現在では同校の卒業生の90%は仕事に就いている。”

  1939年11月10日付ホノルル・アドヴァタイザー紙のある広告に、
 次のような文章が出ていた。

   ”堂々開校。サウス・キング通り1111番地に、
  ドレス・メーキング、コスチューム・デザイニング、型紙作り、
  テーラーリング、婦人用帽子作りを学べる、
  ホノルルで最もおしゃれなファッション・スクール、
  「スタイル・センター」が開校しました。
  シズエ・スエ・フクモトとナカムラ女史が教えます。
  あなたが一番学びたい、ファッションに関するどんな職種でも選べます。
  ミシンはわずかな料金でお貸しします。
  寄宿生のための寮もご用意。通常クラスは月曜から金曜の8時から3時まで。
  「スタイル・センター」、サウス・キング通り1111番地。
  入学受付中。電話65422番。”

  ウルフ・スクール・オブ・コスチューム・デザイニングは、
 1939年のハワイアン・プロダクツ・ショーに出展した56社のうちの1社であった。
 その年に出展したのは製品に限定されておらず、
 工業、教育、娯楽に関する出展も含まれていた。』



(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。