ハワイの衣料品製造業の歴史 その13 1926年 オアフ・ガーメント社が自らのブランド名を広告した

ファンダバーク教授の本の翻訳が続きます。

今日の項目は短いですが、重要な名前が出てきます。


『1926年 オアフ・ガーメント社が自らのブランド名を広告した

　　1920年代にホノルルで設立された２番目の衣料品製造工場は、
　先に引用したホノルル商工会議所のリポートでも言及されている
　オアフ・ガーメント社だった。
　1926年のホノルル市の商工人名録内の広告で、
　同社はそのビジネスについて次のような表現を使用した。

　　　”「チャンピオン」ブランドのオーバーオール、トラウザー、
　　　その他の衣料品の製造会社”　』


1922年に最初に創業した「ハワイ衣料品製造株式会社」に次いで
オアフ・ガーメント社が登場しました。
正確な創業年がわかりませんが、
1926年版の人名録に初めて名前が出てくることから、
おそらくその前年の、1925年に創業したであろうことが推測されます。

このオアフ・ガーメント社、
東洋エンタープライズの、実名ラベル付きのワーク・ウェアとして発売されていますから、
見かけた方も多いでしょう。

（Sweet SueさんのＨＰより引用）
その説明では、1924年創業となっていますね。

東洋エンタープライズでは「サウスシーズ」のラベルを付けていますが、
上の教授の文章によれば、
1920年代は「チャンピオン」ブランドがつけられているようですね。
まだ見たことはありませんが、もしあれば非常にレアですね。

ちなみに「サウスシーズ」にはアロハシャツがあることが確認されているので

（ヤフオクの出品物より引用）
「サウスシーズ」は1930年代のブランドだろう、というのが筆者の見解です。


（次回に続く）

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