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ハワイの衣料品製造業の歴史 その175 1948年 ハワイ製製品の販売促進(1) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

現在は、「戦中・戦後編」の章を少しずつ翻訳しているところです。
今回からは、「ハワイ製製品の販売促進」という新しい話題になります。



『1948年 ハワイ製製品の販売促進(1)

  戦後、ハワイの産業界がハワイ市場や輸出市場向けに
 製品を作るように促すことが増えた。

 ハワイ準州政府は、手工芸産業を調査するよう委員会に指摘した。

 また小売店はハワイ製製品を購入し、その販売を促進することで協力した。

  シアーズ・ローバック社の全面広告は、
 「ハワイが作るもの(ハワイ製製品)がハワイを作る」という標語を
 1948年に数回見出しにした。

 そしてその標語の背景には、
 ハワイのメーカーのレーベルをイラストで多数掲載した。

 以下に挙げるのは、このユニークな広告で取り上げられた会社である。

 ホノルル・ガーメント製造会社
 ホノルル商事会社
 アイランド・ハンドブロカーズ
 カメハメハ・ガーメント製造会社
 ナニ・スポーツウェア株式会社
 サーフライダー・スポーツウェア社
 トロピカル製造販売会社
 ハワイアン・カジュアルズ製造会社
 ホロホロ・アパレル製造会社
 ホノルル・トレーダーズ
 エドワード・Y・ホサカ
 フラ・レイ・プロダクツ
 ラウハラ・セールス社
 ミス・ハワイ製造会社
 トロピカーナ
 ジョージ・A・シャヒーン
 パラダイス・スポーツウェア
 ハワイアン・トグス
 ブランフリート
 シャーリーンズ
 ユニオン・サプライ社
 ジェシー・ホール
 アロハ・テイラー
 B・H・スギタ 』




筆者はこの広告のコピーを所有しているので、
この文章が取り上げた部分を、小さいですが、こちら ↓ でご紹介します。

シアーズ1948年広告.jpg

(筆者コレクションより)

カメハメハやブランフリート(のちのカハラ)、シャヒーンズなど
現在ヴィンテージとして知られているアロハシャツメーカーのほとんどが
ここで取り上げられています。
つまり1948年には、多くのメーカーがすでに生産していたということを意味します。

上に挙げられている、教授のランダムなピックアップから漏れているところでは、
カハナ・マニュファクチャリング社(ごく短い期間だけ存在したと思われるメーカー)と
ジョン・A・オーヤ(ココナッツボタンを作っていたメーカー)
を挙げておきたいと思います。



(次回に続く)

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