ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(184)新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
週末ではありませんが、翻訳をお休みして、
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けしています。
今回は「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
いい柄が、続々と出品されています。
また、少し前に出品され、取り上げるのが遅くなってしまったものもご紹介します。
さっそく参りましょう。
最初はこちらからです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1054991079
パイナップルと竹の柄です。
専門書にも掲載されている有名柄で、サンサーフからも復刻されていますね。
『Hawaiian Shirt Designs』のp109に水色の「ナショナルシャツショップス」が、
また『世田谷ベースvol4』のp28には黄色の「キャンパス」が出ています。
ただ個人的には、この紺地のものが一番かっこいいと思いますし、
抜染プリントならではの、柄の浮き上がりが最も楽しめると思います。
高額終了必至ですね。
素材はレーヨン、プリントは抜染、ボタンは白の尿素ボタンになります。
続いてご紹介するのはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1054871008
月下美人の柄です。
この手の抜染・単色系は、1940年代末に作られたものだと筆者は推測しています。
実際、この柄のシャツを着た人の写真が1949年の新聞に掲載されているのを
筆者は確認しています。ですので、1948年か49年頃に作られたと考えてよいでしょう。
ブランドは「マリヒニ」で、素材はもちろんレーヨン、
プリントは抜染で、ボタンはドーム型のベークライト製です。
ちなみに筆者も同じ柄の色違いを所有しています。こちらです。
(筆者コレクションより)
ブランドは同じマリヒニですが、
ボタンは白の尿素ボタンが付けられているところが違うところです。
そしてこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e1054830001
パイナップルを縦に輪切りにした柄です。
あのジョン・メイグスが描いたとされ、
『定本ハワイアンシャツ』p29にも掲載されている有名柄です。
サンサーフからも復刻されていますね。
ブランドはカリフォルニアの「アッシュフィールド」で、
本土製らしく両胸にポケット(しかも初期なのでフラップ付き)が付きます。
素材はレーヨン、プリントは抜染で、ボタンは白の尿素ボタンになります。
上のマリヒニのところで、「抜染の単色系は1940年代末の製品だ」と述べましたが、
こちらの柄は、1948年のリバティハウスの新聞広告を確認済みなので、
「1948年製」だと断言できます。
ちなみにこちらも同じ柄の色違いを所有しています。
(筆者コレクションより)
ブランドは不明ですが、上の出品物と同様、
両胸にポケットが付いているので、本土系のブランドのものだと推測されます。
ちなみにこの柄、ハワイ製では「ロイヤルハワイアン」のものが存在します。
ポケットは左胸に1つ付き、ボタンはココナッツボタンになります。
最後はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1054279947
シェルジンジャーの花の柄です。
一見するとわかりにくいですが、ボーダーパターンになっていますね。
赤い地に、ピンクの花と緑の葉という配色がなんともきれいです。
ブランドはハワイアントグス社の「ポイパウンダートグ」で、
素材はレーヨン、プリントは抜染、ボタンはココナッツボタンになります。
出品物はデッドストックだそうで、貴重なのはよくわかりますが、
有名柄というほどでもないことを考えると、
出品価格はやや強気なように思えます。
今回はこの辺で。
次回はまた翻訳に戻ります。
お楽しみに。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けしています。
今回は「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
いい柄が、続々と出品されています。
また、少し前に出品され、取り上げるのが遅くなってしまったものもご紹介します。
さっそく参りましょう。
最初はこちらからです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1054991079
パイナップルと竹の柄です。
専門書にも掲載されている有名柄で、サンサーフからも復刻されていますね。
『Hawaiian Shirt Designs』のp109に水色の「ナショナルシャツショップス」が、
また『世田谷ベースvol4』のp28には黄色の「キャンパス」が出ています。
ただ個人的には、この紺地のものが一番かっこいいと思いますし、
抜染プリントならではの、柄の浮き上がりが最も楽しめると思います。
高額終了必至ですね。
素材はレーヨン、プリントは抜染、ボタンは白の尿素ボタンになります。
続いてご紹介するのはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1054871008
月下美人の柄です。
この手の抜染・単色系は、1940年代末に作られたものだと筆者は推測しています。
実際、この柄のシャツを着た人の写真が1949年の新聞に掲載されているのを
筆者は確認しています。ですので、1948年か49年頃に作られたと考えてよいでしょう。
ブランドは「マリヒニ」で、素材はもちろんレーヨン、
プリントは抜染で、ボタンはドーム型のベークライト製です。
ちなみに筆者も同じ柄の色違いを所有しています。こちらです。
(筆者コレクションより)
ブランドは同じマリヒニですが、
ボタンは白の尿素ボタンが付けられているところが違うところです。
そしてこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e1054830001
パイナップルを縦に輪切りにした柄です。
あのジョン・メイグスが描いたとされ、
『定本ハワイアンシャツ』p29にも掲載されている有名柄です。
サンサーフからも復刻されていますね。
ブランドはカリフォルニアの「アッシュフィールド」で、
本土製らしく両胸にポケット(しかも初期なのでフラップ付き)が付きます。
素材はレーヨン、プリントは抜染で、ボタンは白の尿素ボタンになります。
上のマリヒニのところで、「抜染の単色系は1940年代末の製品だ」と述べましたが、
こちらの柄は、1948年のリバティハウスの新聞広告を確認済みなので、
「1948年製」だと断言できます。
ちなみにこちらも同じ柄の色違いを所有しています。
(筆者コレクションより)
ブランドは不明ですが、上の出品物と同様、
両胸にポケットが付いているので、本土系のブランドのものだと推測されます。
ちなみにこの柄、ハワイ製では「ロイヤルハワイアン」のものが存在します。
ポケットは左胸に1つ付き、ボタンはココナッツボタンになります。
最後はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1054279947
シェルジンジャーの花の柄です。
一見するとわかりにくいですが、ボーダーパターンになっていますね。
赤い地に、ピンクの花と緑の葉という配色がなんともきれいです。
ブランドはハワイアントグス社の「ポイパウンダートグ」で、
素材はレーヨン、プリントは抜染、ボタンはココナッツボタンになります。
出品物はデッドストックだそうで、貴重なのはよくわかりますが、
有名柄というほどでもないことを考えると、
出品価格はやや強気なように思えます。
今回はこの辺で。
次回はまた翻訳に戻ります。
お楽しみに。
(次回に続く)
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