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ハワイの新聞記事から その14 1941年 キングスミスのエセル・チャンが絵を描く [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、キングスミスのエセル・チャンについての話題で、
1941年の新聞記事の翻訳になります。


『キングスミスのエセル・チャンが絵を描く

Ethel Chun.jpg

 地元出身で将来有望な画家の1人であるエセル・チャンは
現在水彩画を作画しているが、
ときには油彩画やテンペラ画を描くこともある。

チャン女史はハワイ大学での養成課程を終え、
その後、ロサンゼルスのシュイナード・デザイン学校で
ミラード・シーツのもとで学び続けた。

 彼女は現在、テキスタイル・デザイナーとして活動しており、
彼女が描いた柄は本土でプリントされたあと、
魅力的なスポーツウェアやビーツウェアに仕立てられる。

チャン女史の筆使いは速くて確実であり、力強くもある。
彼女が描く絵はよく構成されていて、
色調値(明度)も豊かであり、
彼女が使う色彩は鮮明で透明感がある。

彼女のお気に入りのテーマは、動きと色に満ちた海洋生物であり、
彼女は飛び散るしぶきに興味があり、
そのしぶきは、それと対照的に暗い火山の稜線を背景に
上がったものである。』



エセル・チャンは、エラリー・チャンの妹であり、
キングスミスのテキスタイル・デザイナーだった人物です。
この新聞記事には、
「(1941年時点で)テキスタイル・デザイナーとして活動しており、
 彼女が描いた柄は本土でプリントされたあと、
 魅力的なスポーツウェアやビーツウェアに仕立てられる。」
と書かれています。

また、
「彼女のお気に入りのテーマは、動きと色に満ちた海洋生物であり、
 彼女は飛び散るしぶきに興味があり、
 そのしぶきは、それと対照的に暗い火山の稜線を背景に
 上がったものである。」
という記述は、このシャツ ↓ の柄に付いて語られたもののように思われます。

トビウオ柄.jpg

もしそうであるなら、この柄は、
1941年の柄であると考えてもよいのではないでしょうか?



(次回に続く)

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