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ハワイの新聞記事から その5 1954年 ジョン・メイグスがハワイを訪れる(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介していきたいと思います。

第5回目の今回は、伝説のテキスタイル・デザイナー、ジョン・メイグスに関する、
1954年のホノルル・スターブリトゥン紙の記事の続きになります。



ジョン・メイグス.jpg


元ホノルルの画家メイグス 現在はバリバリの南西部人(3)

 もう1つは、テキサス州ヒューストンにある
プルデンシャル保険会社ビルのためのフレスコ画で、
それはカゼイン塗料(訳注:牛乳から凝結させたタンパク質で作られた水彩画)の
プロジェクトであった。

 その一方でメイグスは時間を見つけては、自身の手になるフレスコ画を、
テキサス州アビリーンの公立学校システムのための1つと、
ニュー・メキシコ州ロスウェルのニクソン・ホテルのための1つを含めて
4つ手掛けた。

 また彼は1952年に、
有名な肖像画家であり、ハワイに何度も来ていることでよく知られる
ロルフ・アームストロングと共にフランスを訪れ、
そのまま残って研究と絵画制作に励んだ。』



「テキサス州ヒューストンにあるプルデンシャル保険会社ビル」
というのは、こちら ↓ のようです。
画像と説明を、ウィキペディアから引用します。

HoustonMainBuildingfront.JPG

「建物は1952年に建てられました。
 元々はプルデンシャル保険会社の事務所がありました。
 この建物は、ヒューストンのダウンタウンの外に設立された
 最初の企業向け高層ビルでした。
 18階建て、500,000平方フィート(46,000 m 2)の建物は、
 ケネスフランツハイムによって設計されました。」

「プルデンシャルビルには、『未来はそれを準備する人々のもの』と題された
 フレスコ画がありました。
 16フィート(4.9 m)x 47フィート(14 m)のフレスコ画は、
 テキサス西部の農場での生活を描いています。
 プルデンシャル保険会社は画家ピーター・ハードにフレスコ画を注文しました。
 壁画を作成するために、ハードは建設労働者をモデルとして使用しました。
 ハード自身が土壌保護のエージェントとして作品に登場します。」


フレスコ画は、こんな ↓ 絵だったようです。

hurd-mural-preparation.jpg

(SwamplotのHPより引用)
http://swamplot.com/m-d-andersons-quiet-preservation-effort-peter-hurds-prudential-mural-has-left-the-building/2011-04-07/


上の文章ではジョン・メイグスの作品と書かれていますが、
ウィキペディアではピーター・ハードの作品と書かれています
(ピーター・ハードが請け負って、
 実際はジョン・メイグスが描いたのかもしれません)。


また、ニュー・メキシコ州ロスウェルのニクソン・ホテルというのは、
こんな ↓ ホテルだったようです。

content.jpg

https://www.digitalcommonwealth.org/search/commonwealth:xs55mq757


ただ、フレスコ画の画像は見つかりませんでした。


そして、ロルフ・アームストロングについても調べてみました。
ウィキペディアの記述を引用します。

「ロルフ・アームストロングは、
 女性の主題の魅力的な描写を専門とするアメリカの商業芸術家でした。
 彼は雑誌の表紙とカレンダーアートで最もよく知られています。
 1960年、ニューヨークタイムズ紙は彼を「カレンダーガールの作成者」と呼んだ。」

このような肖像画を描いていました。

アームストロング.jpg

(ウィキペディアより引用)



(次回に続く)

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