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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その151 1970年代の女性服(2) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1970年代の女性服」についてです。



『第8章「1970年代:民族の祝賀

 女性服(2)

(続)伝統的なホロクは、
カアフマヌ協会(訳注:高齢者や病人の救済のために
カアフマヌ王女によって1864年に設立された市民団体)の会員のような、
伝統を重んじる保守的な女性たちに主に着られ続けた。

そのカアフマヌ協会員たちというのは
伝統的な黒のホロクを着続けてきたのである。

1970年代の結婚式用としてのホロクのデザインは、
高いネック・ラインとレッグオブマトン・スリーブ
(羊の脚の形に似た、肩の部分が膨らみ、袖先にむかって細くなる袖)という
1900年風デザインを尊重するような傾向を踏襲していた。』




ウィキペディアによれば、カアフマヌ協会員は伝統的に、
黒のドレス、黒の手袋、黒の帽子を身に着けることになっているそうです。

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1280px-Kaahumanu_Service_Society_(5002933415).jpg

https://en.wikipedia.org/wiki/Ka%CA%BBahumanu_Society

(ウィキペディアの画像を引用)


また、1970年代の結婚式用としてのホロクの特徴である
「レッグオブマトン・スリーブ」とは、
以下のような形の袖を指します。

mutton.jpg

https://www.modalina.jp/modapedia/w/e383ace38383e382b0e382aae38396e3839ee38388e383b3e383bbe382b9e383aae383bce38396/

(モダリーナのHPより引用)


ホロクに付く袖なので、これの半袖タイプということでしょうか。




(次回に続く)

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