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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その110 1950年代後半の女性服(7) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1950年代後半の女性服」についてです。



『第6章「1950年代後半
     :ハイファッションの時代

  女性服(7)

(続)ベティは自身のデザインを作り上げる前に、
ビショップ博物館と、さまざまな家族の写真アルバムの両方で
(訳者補足:ムームーの)調査を行った。

ハイネックのロング・ドレスを着た、
あるハワイ人女性の1905年の写真には、
彼女の父親の手書きで
「花のレイを売るハワイ人女性」というキャプションが付けられていた。

このような、世紀の折り返し時代(訳注:1900年前後)のホロクは
彼女のイマジネーションを捉えた。

1950年代後半にベティのムームーは、
毎年変わる、人気の明色ポリネシア柄(訳注:パレオ柄)から
完全に変化した。

そうではなく、ベティは4つのムームーをデザインし、
キャラコ(訳注:平織の綿生地)のプリント生地を使って
ムームーを作った結果、
それらの服は1905年の写真に似ていたのである。(続)』




(次回に続く)

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