リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その109 1950年代後半の女性服(6) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]
元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
現在の話題は「1950年代後半の女性服」についてです。
『第6章「1950年代後半
:ハイファッションの時代
女性服(6)
ベティ株式会社は1958年に、ベティ・マンチェスターによって設立された。
彼女はマキナニー、レイラニ・ショップス、カハラ・スポーツウェア株式会社で
働いてきた人物である。
彼女はハワイ大学で学んで以来、服の構造に興味を持ち続けた。
自身の婦人服ラインを創設すると決めたとき、
彼女は、自分の名前のハワイ語での綴り「Bete(ベティ)」を選んだ。
なぜならムームーのコレクションには
それがよりふさわしいと考えたからである。(続)』
調べてみると、ベティ株式会社は、ベティ・インクの名前で、
現在もムームーのビジネスを行っていることがわかりました。
https://www.betemuu.com/
そしてそのHPに、ベティ・マンチェスターのことが触れられていました。
こちら ↓ がベティ・マンチェスターさんの写真です。
(ベティ・インクのHPより引用)
会社の設立は「1959年」と記載されていて、
リンダ・アーサー氏の記述にある「1958年」と微妙に異なりますが、
社名の由来については同じことが書かれていました。
古いベティ・インクのムームーがないか探してみると、
こちら ↓ が見つかりました。
織ネームの雰囲気から、1960年代の製品ではないかと
筆者は推測しました。
ちなみにダブル・ネームになっている「キャロル&マリー」は
1950年代頃からあった婦人服店で、
カハラ製の男性用アロハシャツなども販売していました。
こちら ↓ は1950年代の織ネームです。
(筆者コレクションより)
現在は直営店もあるようですが、
当時はメーカーとしてムームーを作り、
キャロル&マリーのような店に卸していたのでしょう。
(次回に続く)
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
現在の話題は「1950年代後半の女性服」についてです。
『第6章「1950年代後半
:ハイファッションの時代
女性服(6)
ベティ株式会社は1958年に、ベティ・マンチェスターによって設立された。
彼女はマキナニー、レイラニ・ショップス、カハラ・スポーツウェア株式会社で
働いてきた人物である。
彼女はハワイ大学で学んで以来、服の構造に興味を持ち続けた。
自身の婦人服ラインを創設すると決めたとき、
彼女は、自分の名前のハワイ語での綴り「Bete(ベティ)」を選んだ。
なぜならムームーのコレクションには
それがよりふさわしいと考えたからである。(続)』
調べてみると、ベティ株式会社は、ベティ・インクの名前で、
現在もムームーのビジネスを行っていることがわかりました。
https://www.betemuu.com/
そしてそのHPに、ベティ・マンチェスターのことが触れられていました。
こちら ↓ がベティ・マンチェスターさんの写真です。
(ベティ・インクのHPより引用)
会社の設立は「1959年」と記載されていて、
リンダ・アーサー氏の記述にある「1958年」と微妙に異なりますが、
社名の由来については同じことが書かれていました。
古いベティ・インクのムームーがないか探してみると、
こちら ↓ が見つかりました。
織ネームの雰囲気から、1960年代の製品ではないかと
筆者は推測しました。
ちなみにダブル・ネームになっている「キャロル&マリー」は
1950年代頃からあった婦人服店で、
カハラ製の男性用アロハシャツなども販売していました。
こちら ↓ は1950年代の織ネームです。
(筆者コレクションより)
現在は直営店もあるようですが、
当時はメーカーとしてムームーを作り、
キャロル&マリーのような店に卸していたのでしょう。
(次回に続く)
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