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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その108 1950年代後半の女性服(5) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1950年代後半の女性服」についてです。



『第6章「1950年代後半
     :ハイファッションの時代

  女性服(5)

(続)「ホロクには2つの異なるタイプの後ろ裾があります。

    ピーコック・トレイン(孔雀裾)と
    フィッシュテール・トレイン(尾びれ裾)の2つです。

    母(オーダーメード・ドレスのビジネスである、マーゴズのオーナー)は、
    室内履き用のサテンやレースなどを使ってホロクをよく作っていました。

    そして私もホロクやホロムーを作りました。

    私はホロムーで有名でした。

    というのも、体をなでるように作れる、そのやり方を、
    エンターテーナーたちが好んだからです。」
    (著者注:1999年2月のアルフレッド・シャヒーンへの
     インタビューより引用)』




ハワイ大学の衣装コレクションに、1950年代のホロクがあったので、
ご紹介しておきます。こちら ↓ です。

1950s Holoku.jpg

(ハワイ大学衣装コレクションより引用)

また、シャヒーンが得意としていたと語っているホロムーは、
例えば、こんなデザインのもの ↓ があります。

Shaheen holomuu.jpg

(筆者コレクションより)

1950年代のシャヒーンは、ホロクやホロムー以外にも、
じつにさまざまなデザイン(形)のドレスを作っていました。
例えば、「タイ・ショルダー・ドレス」「ジャンパー・ドレス」
「スポーツ・ドレス」「ホールター・サン・ドレス」などです。

アルフレッド・シャヒーンのHPにはいろいろ紹介されています。

Shaheen dress 1.jpg

Shaheen dress 2.jpg

(アルフレッド・シャヒーンのHPより引用)




(次回に続く)

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