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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その78 1945年~1950年代半ばの女性服(5) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は「1945年~1950年代半ばの女性服」について語られています。


『第5章「1945年~1950年代半ば
     :クラシック・シルキーズ(古典的レーヨン羽二重)

  女性服(5)

(続)
ムームーはゆったりしていてカジュアルで、
長い間着ることができた。

戦後期のハワイにはかなり多くのエンターテインメントがあり、
(観光業でのエンターテインメント用としてはもちろんのこと)
パーティ用としても好まれた衣料品はホロクであった。

ちなみにそのホロクは、
戦後期までにはより体にフィットするものになっていた。

後ろに長く引いた裾はものすごい比率で伸びていた。

優雅な服としてのホロクへの深い敬意は、
ハワイの歴史の過去の時代の優雅さを反映して、
1940年代を通して、そして1950年代に入っても衰えずに続いたのである。』



こちら ↓ はハワイ大学の衣装コレクションのHPにあった、
1960年代のホロクです。
「後ろに長く引いた裾」(train)がとても長いのがよくわかります。

1960s Holoku with train.jpg

(ハワイ大学衣装コレクションのHPより引用)

ラインも体にフィットしたものになっていますね。

こちら ↓ の「1910年のホロク」と比べれば、
長い裾と細めのフィットが際立っていることがわかります。

1910 Holoku.jpg

(ハワイ大学衣装コレクションのHPより引用)


一方、「ハワイ柄を取り入れて、外着になったムームー」はこちらです。
やや時代が新しい1960年代のものです。

1960s Yellow, orange and Green Mu’umu’u.jpg

(ハワイ大学衣装コレクションのHPより引用)



「1945年~1950年代半ばの女性服」についての部分は今回で終わり、
次回からはいよいよ、「1945年~1950年代半ばの男性服」について語られます。
お楽しみに。



(次回に続く)

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