ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(101)縮緬のハワイ柄(前)イオラニ・スポーツウェア [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
ゴールデンウィーク特別企画として、
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」の
連続・拡大版をお届けしています。
今回のテーマは「縮緬のハワイ柄」です。
話題が連続していますので、
第95回シルクの和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-04-17
第96回シルクの和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-04-18
第98回シルクのハワイ柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210501
第99回縮緬の和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210502
第100回縮緬の和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210503
を先にご覧ください。
第99回のところで、
●和柄は(飽きられて人気が低下したためか)ほとんどなくなり、
それに代わって1950年代半ばに、シルクや縮緬のハワイ柄が登場した
(数は縮緬のほうが圧倒的に多い)。
と書きました。
シルクのハワイ柄については第98回でご紹介しましたが、
実は数としてはそれほど多く作られなかったようです。
やはり、高価だったことや、洗濯などの扱いが面倒だったことなどが
その理由でしょう。
その代わりに、縮緬のハワイ柄が非常に多かったとも言えそうです。
これはあくまで筆者の印象で、証明することはできないのですが、
縮緬のハワイ柄が最も多いブランド(メーカー)は
「イオラニ・スポーツウェア」ではないでしょうか?
抒情的な風景(夕焼けをバックに客船を見送る観光客とフラガール)や、
動きを感じさせる風景(一列になって踊るフラガール)や、
躍動感のある風景(しぶきを上げるサーファーや水上スキー)など、
ストーリーを感じさせる風景柄が多いです。
しかも「絵画的な遠景(と、木々や葉などの近景)」だけで構成する
(背景にタパ模様などを組み合わせたりしない)柄が多いというのも特徴でしょう。
ということで、ヤフオクで、イオラニ・スポーツウェアの縮緬のハワイ柄を
探してみました(以前にご紹介したものも一部含まれます)。
まず最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k413568506
一列になって踊るフラガールと、座って楽器を演奏する男たちという柄です。
ティキの像が、トーテムポールのようにそばに立っていて、
シダの葉も生い茂っていますね。
続いてはこちらになります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j639726518
海に網を投げようと構えている男と、
投げている途中の男とが描かれています。
よく見ると、浜辺には小さな犬?もいます。
こういう、遊びのある、想像を掻き立てるものが描かれている柄が
イオラニ・スポーツウェアには多くあります。
そしてこちらをどうぞ。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j434924892
ワイメア渓谷と思われる雄大な山々を展望台から望遠鏡で眺める観光客と、
滝つぼに落ちる大きな滝が描かれています。
ちなみにこの柄には色違いがあります。
(筆者コレクションより)
(筆者コレクションより)
ヤフオクに戻りますと、こんな柄 ↓ もあります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u373868010
浜辺のアウトリガーカヌーやサーフボードのまわりに、
話をする男女がいて、
遠くには、波しぶきを上げるサーファーもおり、
さらにヨットも浮かんでいます。
さらには、こちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f446382445
青い海とヨット、白い雲と緑のヤシが描かれた柄です。
浜辺には小さな人影が見えます。何をしているのでしょうか?
最後にこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u357724886
織ネームは「ワットムルス・アンド・レイラニ」となっていますが、
明らかにイオラニ・スポーツウェアですね。
青い海で、しぶきをあげて競争するカヌーと、
カラフルなヨット、
そして遠くにはロイヤルハワイアンホテルが小さく見えています。
青色が、海や空に、きれいに、効果的に使われている柄が多く、
またどれも色数が多いため、ぜいたくさが感じられます。
1950年代半ばの縮緬のハワイ柄を代表するブランドと言ってよいでしょう。
次回は、イオラニ・スポーツウェア以外の、縮緬のハワイ柄をご紹介します。
お楽しみに。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」の
連続・拡大版をお届けしています。
今回のテーマは「縮緬のハワイ柄」です。
話題が連続していますので、
第95回シルクの和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-04-17
第96回シルクの和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-04-18
第98回シルクのハワイ柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210501
第99回縮緬の和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210502
第100回縮緬の和柄 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210503
を先にご覧ください。
第99回のところで、
●和柄は(飽きられて人気が低下したためか)ほとんどなくなり、
それに代わって1950年代半ばに、シルクや縮緬のハワイ柄が登場した
(数は縮緬のほうが圧倒的に多い)。
と書きました。
シルクのハワイ柄については第98回でご紹介しましたが、
実は数としてはそれほど多く作られなかったようです。
やはり、高価だったことや、洗濯などの扱いが面倒だったことなどが
その理由でしょう。
その代わりに、縮緬のハワイ柄が非常に多かったとも言えそうです。
これはあくまで筆者の印象で、証明することはできないのですが、
縮緬のハワイ柄が最も多いブランド(メーカー)は
「イオラニ・スポーツウェア」ではないでしょうか?
抒情的な風景(夕焼けをバックに客船を見送る観光客とフラガール)や、
動きを感じさせる風景(一列になって踊るフラガール)や、
躍動感のある風景(しぶきを上げるサーファーや水上スキー)など、
ストーリーを感じさせる風景柄が多いです。
しかも「絵画的な遠景(と、木々や葉などの近景)」だけで構成する
(背景にタパ模様などを組み合わせたりしない)柄が多いというのも特徴でしょう。
ということで、ヤフオクで、イオラニ・スポーツウェアの縮緬のハワイ柄を
探してみました(以前にご紹介したものも一部含まれます)。
まず最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k413568506
一列になって踊るフラガールと、座って楽器を演奏する男たちという柄です。
ティキの像が、トーテムポールのようにそばに立っていて、
シダの葉も生い茂っていますね。
続いてはこちらになります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j639726518
海に網を投げようと構えている男と、
投げている途中の男とが描かれています。
よく見ると、浜辺には小さな犬?もいます。
こういう、遊びのある、想像を掻き立てるものが描かれている柄が
イオラニ・スポーツウェアには多くあります。
そしてこちらをどうぞ。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j434924892
ワイメア渓谷と思われる雄大な山々を展望台から望遠鏡で眺める観光客と、
滝つぼに落ちる大きな滝が描かれています。
ちなみにこの柄には色違いがあります。
(筆者コレクションより)
(筆者コレクションより)
ヤフオクに戻りますと、こんな柄 ↓ もあります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u373868010
浜辺のアウトリガーカヌーやサーフボードのまわりに、
話をする男女がいて、
遠くには、波しぶきを上げるサーファーもおり、
さらにヨットも浮かんでいます。
さらには、こちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f446382445
青い海とヨット、白い雲と緑のヤシが描かれた柄です。
浜辺には小さな人影が見えます。何をしているのでしょうか?
最後にこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u357724886
織ネームは「ワットムルス・アンド・レイラニ」となっていますが、
明らかにイオラニ・スポーツウェアですね。
青い海で、しぶきをあげて競争するカヌーと、
カラフルなヨット、
そして遠くにはロイヤルハワイアンホテルが小さく見えています。
青色が、海や空に、きれいに、効果的に使われている柄が多く、
またどれも色数が多いため、ぜいたくさが感じられます。
1950年代半ばの縮緬のハワイ柄を代表するブランドと言ってよいでしょう。
次回は、イオラニ・スポーツウェア以外の、縮緬のハワイ柄をご紹介します。
お楽しみに。
(次回に続く)
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