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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その30 1930年代~1945年の布地(4) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は、「1930年代~1945年の布地」に関する記述です。



『第4章「1930年代~1945年

  布地(4)

 エルシー・ダースは、
1936年にワットムルス・イースト・インディア・ストアから任命された
デザイナーであるが、
彼女は15点からなるハワイアン・デザインのシリーズを、
その後の彼女のトレードマークとなったロウシルクで創作した。

ハワイアン・デザインについての本を、本書に先行して書いた著者たちが
しばしば見逃しているのは、
エルシー・ダースの初期のデザインは、
服向けではなく、インテリア・デコレーション向けになされたという点である。』



今回はやや短いパラグラフですが、
初期の重要なテキスタイル・デザイナー、エルシー・ダースについてです。
この方 ↓ です。

Elsie-Das-Hope-400.jpg

熱帯の花や、竹などの植物を、写実的にではなく、
どれもグラフィカルにデフォルメして描いたのが特徴です。
その中の1つがこちら ↓ です。
ブレッドフルーツでしょうか?

Elsie-Das-Design.jpg

http://imagesofoldhawaii.com/elsie-jensen-das/より引用)

上の記述にあるように、エルシー・ダースの描いた初期の柄は、
服向けのデザインではないため、アロハシャツにはなっていません。
作っていれば面白かったのですが。




(次回に続く)

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