ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(92)有名ブランドの元ネタ紹介 [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末の日曜日なので、翻訳はお休みして、
週末恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は、有名ブランドが出しているアロハシャツの「元ネタ」を
ご紹介したいと思います。
サンサーフなどは最初から、
ヴィンテージ・アロハシャツの柄を復刻(再現)していると謳っていますが、
他のブランドでは、明らかにしていない例もあるようなので、
ヤフオクで見つけた、ヴィンテージではない(最近の)アロハシャツを取り上げ、
その元ネタと見比べようという企画です。
それではさっそく見ていきましょう。
まず最初はこちら ↓ 。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n505432730
ゴーベアフットの「サンタカタリナ島柄」です。
これは、ゴーベアフットの社長(現在は会長か、引退しているかもしれません)だった
クラランス・ハラ氏が、義理の父、高吹勇がやっていた「アロハ貿易」に
制作を依頼したアロハシャツが元ネタです。
こちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
厳密に言えば、
「他社の柄」ではなく「関連会社の柄」を復刻したということになりますね。
織ネームは「マヒナナニ」、生地はレーヨンで、ボタンは竹ボタンです。
1950年代後半頃の製品だと推測しています。
クラランス・ハラ氏は「パリハワイアン」もやっていたので、
パリハワイアンにも同じ柄があるかもしれません(未確認です)。
実は、このサンタカタリナ島には、レインスプーナーの前身、
「レインズ・メンズウェア」というショップがありました。
主にスーツなどを売る紳士服店で、
そのリゾートウェアとして、アロハシャツも少し売っていたようです。
(1957年のレインズ・メンズウェア。
https://www.houyhnhnm.jp/mag/reynspooner/#2 より引用)
そしてショップ・オリジナルの柄として、こちら ↓ の「サンタカタリナ島柄」を
クラランス・ハラ氏(経由でアロハ貿易)に制作依頼したようなのです。
(筆者コレクションより)
上のサンタカタリナ島柄と似ていますが、少し違います。
そしてこの柄(全く同じではなく少しアレンジ)をレインスプーナーも復刻しています
(これも、自社の再復刻という位置づけになりますね)。
ヤフオクに出品がなかったので、よそから引用します。
(https://item.rakuten.co.jp/alohaforest/rs382/ より引用)
次のシャツを見てみましょう。
こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q431957976
「ポロ ラルフ・ローレン」のフラガール柄です。
元ネタは結構有名なこちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
ブランドは「イオラニ・スポーツウェア」で、
生地はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンです。
1950年代半ば頃の製品だと推測しています。
サンサーフでも復刻していますね。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c851233299
この柄については、拙著『ヴィンテージ・アロハシャツ』でも取り上げたのですが、
もともとはパンナムの広告に、踊るフラガールの写真が使われており、
その写真を柄に起こしてアロハシャツにしたのが上のシャツなのです。
もうひとつ見てみましょう。こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s814271557
クーティーの「ボトル柄」です。
元ネタはこちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
織ネームは、ジャマイカにある(あった)「ザ・マンズ・ショップ」で、
素材はコットン(ポリエステル混紡かもしれません)、ボタンは透明プラスチックです。
ジャマイカのシャツであるし、柄もハワイっぽくはないので、
厳密には「アロハシャツ」とは呼べないかもしれませんが、
まあ、お許しください。
今回はこの辺で。
(次回に続く)
週末恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は、有名ブランドが出しているアロハシャツの「元ネタ」を
ご紹介したいと思います。
サンサーフなどは最初から、
ヴィンテージ・アロハシャツの柄を復刻(再現)していると謳っていますが、
他のブランドでは、明らかにしていない例もあるようなので、
ヤフオクで見つけた、ヴィンテージではない(最近の)アロハシャツを取り上げ、
その元ネタと見比べようという企画です。
それではさっそく見ていきましょう。
まず最初はこちら ↓ 。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n505432730
ゴーベアフットの「サンタカタリナ島柄」です。
これは、ゴーベアフットの社長(現在は会長か、引退しているかもしれません)だった
クラランス・ハラ氏が、義理の父、高吹勇がやっていた「アロハ貿易」に
制作を依頼したアロハシャツが元ネタです。
こちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
厳密に言えば、
「他社の柄」ではなく「関連会社の柄」を復刻したということになりますね。
織ネームは「マヒナナニ」、生地はレーヨンで、ボタンは竹ボタンです。
1950年代後半頃の製品だと推測しています。
クラランス・ハラ氏は「パリハワイアン」もやっていたので、
パリハワイアンにも同じ柄があるかもしれません(未確認です)。
実は、このサンタカタリナ島には、レインスプーナーの前身、
「レインズ・メンズウェア」というショップがありました。
主にスーツなどを売る紳士服店で、
そのリゾートウェアとして、アロハシャツも少し売っていたようです。
(1957年のレインズ・メンズウェア。
https://www.houyhnhnm.jp/mag/reynspooner/#2 より引用)
そしてショップ・オリジナルの柄として、こちら ↓ の「サンタカタリナ島柄」を
クラランス・ハラ氏(経由でアロハ貿易)に制作依頼したようなのです。
(筆者コレクションより)
上のサンタカタリナ島柄と似ていますが、少し違います。
そしてこの柄(全く同じではなく少しアレンジ)をレインスプーナーも復刻しています
(これも、自社の再復刻という位置づけになりますね)。
ヤフオクに出品がなかったので、よそから引用します。
(https://item.rakuten.co.jp/alohaforest/rs382/ より引用)
次のシャツを見てみましょう。
こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q431957976
「ポロ ラルフ・ローレン」のフラガール柄です。
元ネタは結構有名なこちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
ブランドは「イオラニ・スポーツウェア」で、
生地はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンです。
1950年代半ば頃の製品だと推測しています。
サンサーフでも復刻していますね。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c851233299
この柄については、拙著『ヴィンテージ・アロハシャツ』でも取り上げたのですが、
もともとはパンナムの広告に、踊るフラガールの写真が使われており、
その写真を柄に起こしてアロハシャツにしたのが上のシャツなのです。
もうひとつ見てみましょう。こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s814271557
クーティーの「ボトル柄」です。
元ネタはこちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
織ネームは、ジャマイカにある(あった)「ザ・マンズ・ショップ」で、
素材はコットン(ポリエステル混紡かもしれません)、ボタンは透明プラスチックです。
ジャマイカのシャツであるし、柄もハワイっぽくはないので、
厳密には「アロハシャツ」とは呼べないかもしれませんが、
まあ、お許しください。
今回はこの辺で。
(次回に続く)
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