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ハワイの衣料品製造業の歴史 その189 1950年 ハワイのテキスタイル・デザイン(9) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

現在は、「戦中・戦後編」の章を少しずつ翻訳しているところです。
今回も引き続き、「ハワイのテキスタイル・デザイン」という話題で、
その中の「コンバーター」についての記事を紹介した部分になります。



『1950年 ハワイのテキスタイル・デザイン(9)

 本土のコンバーターとテキスタイル・デザイン(2)

   ”他社がプレンティス・レーンの生地をコピーしようとしたが、
   それはプレンティス・レーンがちっとも恐れないほどお粗末な模造品だったと
   ドロシー・バーンズ女史は言った。”

   ”プレンティス・レーンは、ハワイ柄、サモア柄、タヒチ柄のほかに、
   最近ではジャワ・バティック柄にも手を広げてきたのだが、
   そのジャワ柄は他の柄と同様に細部にまで気を配った仕事ぶりが見て取れる。”

   ”バーンズ女史がトロピカル・ウェア用に手掛けたデザインのほとんどは、
   コットン生地とレーヨン生地にプリントされており、
   まれに冒険する形で本シルク生地にプリントされる。”

   ”「デザインする上で、配色が一番重要な部分です。」と彼女は強調した。
   「そして、男性よりも女性のほうが上手に色を組み合わせられると
   私は信じています。

   女性は配色に対する明確な激情、男性が触れないような何かを持っています。
   だからファブリック・デザイナーはたいてい女性なのです。」” 』




プレンティス・レーン株式会社というコンバーターのヴィンテージの生地は、
いろいろなものが、Etzyなどで売られており、
さまざまな柄の生地を見ることができます。

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ドロシー・バーンズ女史がデザインしたものではないかもしれませんが、
また、ヴィンテージ・アロハシャツとは直接関係なさそうな柄ですが、
イメージを膨らませるのに、参考にしてください。

残念ながら、現在は存在しない会社なのかもしれません。



(次回に続く)

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