ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（１０）ハワイアンサーフ、ラウハラ

今回も「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」を紹介します。

今回は「ハワイ系ブランド」の「抜染アロハ」続編です。

まずはこちら。



https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m397270919

ハワイアンサーフは日系人メーカーで、
抜染にも、縮緬・オールオーバーにもいい柄がいろいろあります。
これは蘭の花でしょうか、小さな花が、流れるようにS字に縦に連なる
いわゆるボーダー柄です。
色合いは落ち着いていますが、なかなかに派手さがありますね。

そして、次はこちら。



https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p717701840

前回も紹介したマリヒニの、和柄の抜染ですね。
和柄の抜染は珍しいと、トロピカーナのところで述べましたが、
マリヒニも和柄の抜染を少しだけ出していますね。
（有名なところでは「夕日と鶴」の柄）
これも、兜と鶴の、迫力ある和柄です。

続いてはこちら。



https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h339238130

中国系ショップのサーフライダーズ・スポーツウェアです。
カラカウア通りにショップを構えており、
オーダーメードでも作っていました。
これはシェルジンジャーと蘭の花の組み合わせで、
色合いが優しくてきれいですね。

さらにこちら。



https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q216415872

これも中国系メーカーのラウハラスポーツウェアです。
濃いグリーンが利いていますね。
竹が太くて力強いです。非常に良い柄だと思います。

最後がこちら。



https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j644591276

これまた中国系メーカーのクウイポです。
「49州柄」などが知られているメーカーですね。
こちらは専門書にも掲載されている有名柄です。

＊ 出品者や価格は、直接サイトをご覧ください。


こうして見てみると、
ハワイには、日系人メーカーや中国系メーカーが実はかなり多かったことがわかります。
ファンダバーク教授の本にも書かれていましたが、
東洋人は手先が器用で、仕立て屋を営む人も多く、
また縫製師としてメーカーで働く人も多く、
ハワイの衣料品製造業を幅広く支えていた重要な人々だったわけですね。


今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。

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