ハワイの衣料品製造業の歴史 その65 1938-41年 ハワイ製衣料品に言及した、地元小売店の広告例(前編) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]
ファンダバーク教授の本の翻訳が続きます。
『1938-41年 ハワイ製衣料品に言及した、地元小売店の広告例(前編)
ワットムルス・イースト・インディア・ストア
ホノルル・スターブリトゥン紙
1938年9月24日
”ハワイアン・スポーツウェアのおしゃれなファッション。女性用壁縮緬のシャツ。
”イン・オア・アウター(訳注:裾をスラックスの中に入れても
出しても着られるシャツ)”、大学ブラウス(訳注:詳細不明。
大学名が描かれたブラウスか)、
耕作者ジャケット(訳注:詳細不明。ワークジャケットの一種か)。
オリジナルのハワイアン・デザイン。
魅力的なサテンのパジャマ上下。
トラウザーにフィットする共布のベルトが付いた、完全なブラウス仕様のトップス。
ジッパー閉じ仕様。素敵な新しいハウスコート。
お姫様っぽい前身と後ろ身で、左右にギャザーを取ったスカート
--2種類の新しいハワイ柄プリント。
ワットムルス・イースト・インディア・ストアの独占販売。
フォート通り1162番地。”
リバティ・ハウス ビーチショップ
ホノルル・スターブリトゥン紙
1938年9月30日
”新しいハワイ・ファッションのハウスコート。くだけた生活に。
あなたの余暇の服装の主力となります!
ハウスコート--長い丈--カッティングとデザインはシンプルだけれど、
土着の柄とエキゾチックな色使いが味わいを出しています。
どれも、ハワイのきらめく生活と輝きを反映したようなスタイルです。
ハワイが作るものがハワイを作る
(訳注:ハワイ製製品がハワイを作り上げる、という標語)。”
ワットムルス ワイキキ店
ホノルル・アドヴァタイザー紙
1939年7月2日
”女性物のコットン製スポーツシャツ。魅力的なハワイ柄プリント。
女性物の 'イン・オア・アウター' タイプの壁縮緬シャツ。
華やかな色合いのスポーツ用ネッカチーフ、 'ヒロ・ハッティ' 柄。”
ミウラズ・ドライグッズ&テーラーリング
ホノルル・アドヴァタイザー紙
1939年7月4日
”男性用オーダーメード・スラックスを打ち出します。
また、男性向けの盛夏用アロハシャツも新入荷。”
チャイナ・ギフト・チェスト
ホノルル・アドヴァタイザー紙
1939年7月5日
”裾を入れても出しても着られる、
男性用のハワイ柄プリントのコットン製スポーツシャツ。
ジッパーまたはボタンが付いた、ハワイ柄プリントのコットン製ハウスコート。
女性用ラウンジング・パジャマ上下、中国式の織り柄入り厚手シルク製。
女性用のハワイ柄水着--コットンのプリント地、シルクのプリント地。
男性用のデューク・カハナモク・ブランドのコート。
男性用ローシルク・シャツ。” 』
まず、ワットムルス・イースト・インディア・ストアの広告に出てくる、
「大学ブラウス」と「耕作者ジャケット」が詳細がわかりません。
ここ以外で目にしたことがない言葉なので、どのようなものなのか、
流行していたのかなどが不明です。
また、リバティ・ハウス ビーチショップの「土着の柄」というのは、
おそらくタパ柄のことだと思われます。
そして、ワットムルス ワイキキ店の「ヒロ・ハッティ柄」というのは、
当時人気だったクララ・インター(ヒロ・ハッティは愛称)を描いた柄のことです。
この人はどういう人かというと
「コメディを盛り込んだステージでハワイでも本土でも人気を博し、
その後におみやげショップを展開、大成功を収めた
実力派ミュージシャン/実業家のおばちゃま」(レコードの説明より引用)です。
コミカルな踊りが人気だったため、アロハシャツの柄にもなっています。
(次回に続く)
『1938-41年 ハワイ製衣料品に言及した、地元小売店の広告例(前編)
ワットムルス・イースト・インディア・ストア
ホノルル・スターブリトゥン紙
1938年9月24日
”ハワイアン・スポーツウェアのおしゃれなファッション。女性用壁縮緬のシャツ。
”イン・オア・アウター(訳注:裾をスラックスの中に入れても
出しても着られるシャツ)”、大学ブラウス(訳注:詳細不明。
大学名が描かれたブラウスか)、
耕作者ジャケット(訳注:詳細不明。ワークジャケットの一種か)。
オリジナルのハワイアン・デザイン。
魅力的なサテンのパジャマ上下。
トラウザーにフィットする共布のベルトが付いた、完全なブラウス仕様のトップス。
ジッパー閉じ仕様。素敵な新しいハウスコート。
お姫様っぽい前身と後ろ身で、左右にギャザーを取ったスカート
--2種類の新しいハワイ柄プリント。
ワットムルス・イースト・インディア・ストアの独占販売。
フォート通り1162番地。”
リバティ・ハウス ビーチショップ
ホノルル・スターブリトゥン紙
1938年9月30日
”新しいハワイ・ファッションのハウスコート。くだけた生活に。
あなたの余暇の服装の主力となります!
ハウスコート--長い丈--カッティングとデザインはシンプルだけれど、
土着の柄とエキゾチックな色使いが味わいを出しています。
どれも、ハワイのきらめく生活と輝きを反映したようなスタイルです。
ハワイが作るものがハワイを作る
(訳注:ハワイ製製品がハワイを作り上げる、という標語)。”
ワットムルス ワイキキ店
ホノルル・アドヴァタイザー紙
1939年7月2日
”女性物のコットン製スポーツシャツ。魅力的なハワイ柄プリント。
女性物の 'イン・オア・アウター' タイプの壁縮緬シャツ。
華やかな色合いのスポーツ用ネッカチーフ、 'ヒロ・ハッティ' 柄。”
ミウラズ・ドライグッズ&テーラーリング
ホノルル・アドヴァタイザー紙
1939年7月4日
”男性用オーダーメード・スラックスを打ち出します。
また、男性向けの盛夏用アロハシャツも新入荷。”
チャイナ・ギフト・チェスト
ホノルル・アドヴァタイザー紙
1939年7月5日
”裾を入れても出しても着られる、
男性用のハワイ柄プリントのコットン製スポーツシャツ。
ジッパーまたはボタンが付いた、ハワイ柄プリントのコットン製ハウスコート。
女性用ラウンジング・パジャマ上下、中国式の織り柄入り厚手シルク製。
女性用のハワイ柄水着--コットンのプリント地、シルクのプリント地。
男性用のデューク・カハナモク・ブランドのコート。
男性用ローシルク・シャツ。” 』
まず、ワットムルス・イースト・インディア・ストアの広告に出てくる、
「大学ブラウス」と「耕作者ジャケット」が詳細がわかりません。
ここ以外で目にしたことがない言葉なので、どのようなものなのか、
流行していたのかなどが不明です。
また、リバティ・ハウス ビーチショップの「土着の柄」というのは、
おそらくタパ柄のことだと思われます。
そして、ワットムルス ワイキキ店の「ヒロ・ハッティ柄」というのは、
当時人気だったクララ・インター(ヒロ・ハッティは愛称)を描いた柄のことです。
この人はどういう人かというと
「コメディを盛り込んだステージでハワイでも本土でも人気を博し、
その後におみやげショップを展開、大成功を収めた
実力派ミュージシャン/実業家のおばちゃま」(レコードの説明より引用)です。
コミカルな踊りが人気だったため、アロハシャツの柄にもなっています。
(次回に続く)
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